映画「そこのみにて光輝く」
ご訪問ありがとうございます。
季節は行きつ戻りつ春に向かっています。
まだ寒い日もありますが、そろそろコートも
真冬用でなくてもいいかもしれませんね。
さて、予告版でずっと気になっていたこちらの映画を
レンタルして繰り返して何回も観ています。
観るほどに面白さが増して何回も観たくなる映画は
希ですが、邦画でこれだけハマってしまったのはこれが
初めてかもしれません。
登場人物達の心の闇や、
自分自身ではどうにもならない家庭環境に翻弄されたり、
過去の挫折から立ち直れずに苦悩する様が、
ここ数年の私に重なります。
人はただ幸せになりたい、
と思うだけなのになぜ不幸になってしまうのか?
重苦しい雰囲気の中、主人公・達夫が千夏という存在に光を求めて家族を持ちたいと
一歩を踏み出す姿に心を打たれ、
普段だと観ても気分が落ち込んで退屈になるかもしれない作品の世界に
グイグイ引き込まれていきます。
今の自分をわかってくれる映画に出会ったかもと
思います。
何回も観ているうちに、
今も函館のどこかの海沿いのバラックで実際にこの家族は寄り添って
暮らしているのかもしれないと錯覚を起こしてしまいました。
限りなく5つに近い星4つ半、
お若いあなたには少し難しいかもしれないけれど、
40も過ぎたあなたには心に突き刺さるかも。
レンタルじゃなくて手元に置いておきたい笑。
検討中です。